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今、流行の認知療法、要点を知ればとても簡単!

 認知療法、あるは認知行動療法といえば、言葉からしてかなり難しいことようなイメージを持ってしまいそうです。

 でも、実はそんなことはないのです。ここでは、咀嚼してごく簡単に説明することにしましょう。
ここに、事あるごとに不安にさいなまされる女性がいるとしましょう。

 認知療法では、その女性が不安になった時に、頭に思い浮かぶ具体的な思考(自動思考といいます)に注目します。

 例えば、「今会った里佳子さんは、そっけない態度であいさつもそこそこに去って行ったわ。この前も、そんなことがあった。きっと彼女は私を嫌って避けているに違いない。・・・そういえば、今日子さんや上司もそうだわ。私は、人に嫌われる性格なんだわ。」

 この考え方を皆様はどのように思われますか?さらにいえば、このように悩んでいる友人がいたらにどのようにアドバイスをしてあげるでしょうか?

 「きっと、その時は里佳子さんは何か大切な用事があっただけなのよ。急いでいただけで、あなたを避けたり、嫌ったりしているわけではないのよ。」とか、
 「皆に嫌われているなんて、考えすぎよ。私はあなたを嫌ったりしてないわよ。」とか。
 このように、答えてあげるのではないでしょうか?

 認知療法では、不安になったりした時に、頭に浮かぶ自動思考を、走り書きでもよいですから、とにかくメモしていきます。
 そして、さらにはそれを見直して、もし友人の立場ならどのようにアドバイスしてあげたらいいのか考えてみてください。

 このような簡単な作業を行うことによって、自分の思考パターン(認知の歪みといいます)を客観的に知ることができます。
 次に、他者の立場になって、自分にアドバイスすることによって思考パターンをポジティブなものに変えていけます。

 認知療法で大切なのは理屈ではありません。最初は指導をうけるにせよ、あくまでも自分自身で行うトレーニングなのです。理屈だけを知っていても何の効果もありません。実際にご自身で持続的にやってみてはじめて成果があがるものなのです

 しかし、認知療法は決して万能な治療法ではありません!このことは、十分に心に留めておいてください。

 あくまでも、「心の病気の治療の基本」とは、まずは、正しい診断がなされねなくてはなりません。その次に、的確な薬物治療をおこない、ストレス状況の軽減の方策を考えることだと私は思っています。

 病気の急性期を乗り切ってから、より症状が安定するためにとか、病気の再発の可能性を少なくするためには、認知療法も多いに効果があると考えています。認知療法も一つ治療法して、どの特長を十分に理解したうえでうまく活用すべきと思います。

 私自身も、このようなスタンスで診療に認知療法的な治療を活用しています。

(参考)

もう少し、詳しい認知療法の解説

 
 

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プロフィール

中尾純治

Author:中尾純治
大阪府、高槻市の心療内科・精神科のなかおクリニックの院長です。暇な時間帯は、横になって音楽を聞いて過ごす(うたた寝?)のが日課になっています。患者さんに「先生はどのように過ごして、ストレスを管理していますか?」とよく質問されますが、これが私のストレス対処法です。詳しくは、このブログをみてください。

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