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ADHDと診断されると、一生薬を飲み続けないといけないのでしょうか?

 これはよく受ける質問です。
 私自身の考えを、述べてみます。

 まず、改めてADHDの方は何が問題なのでしょうか?それは、自分の他の能力にと比較して注意力だけが著しく劣っているために、課題に対して習熟ができない、そうすると集中力も磨かれず、整理整頓や、物事を優先順位をつけてする習慣なども身につかなくなり、自信を失ってしまい、効率がますます落ちてしまうという悪循環になってしまうということでしょう。

 ここで、中枢神経刺激薬を用いた治療の意義を考えてみましょう。

 中枢神経刺激薬を使用すると、集中力を引き上げることができます。それで、仕事などにミスが減り効率もあがります。

 これ自体でもは大変よいことではありますが、本質は違うところにあると私は思います。つまり日々、集中して仕事を継続するということこそは、集中力を養うのに最も大切なこというわけです。集中力は、他の人間の能力と同じようにトレーニングによって向上するものなのです。

 つまり、集中力を養うための最も効果的で、かつ一般的なトレーニングとは、実は仕事(家事)なのです。学生では、学業(スポーツなども含む)ということになると思います。

 この仕事をすることについて、治療によって五里霧中のような状態から抜け出て、十分な集中力をもって行い日々を送る。このような単純なことの繰り返しこそは集中力を養う秘訣なのです。特別なトレーニングなどは、必要ないと私は思っています。

 中枢神経刺激薬といえば、なにか怖いようなイメージもあるかも知れませんが、身体依存はありませんのでいつでも簡単にやめることができますし、実際に使っていてほとんど副作用も経験しません。

 以上いろいろ述べてきましたが、結論は、治療を受け、仕事というもっとも有効なトレーニングで集中力が十分に改善したと思える時点で治療は中止しても、何らかまわないのです。それこそは、ご自身の判断次第なのです。

<参考> 治療によってADHDが驚くほど良くなった経験

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プロフィール

中尾純治

Author:中尾純治
大阪府、高槻市の心療内科・精神科のなかおクリニックの院長です。暇な時間帯は、横になって音楽を聞いて過ごす(うたた寝?)のが日課になっています。患者さんに「先生はどのように過ごして、ストレスを管理していますか?」とよく質問されますが、これが私のストレス対処法です。詳しくは、このブログをみてください。

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