スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

パニック障害、強迫性障害?

 多くの精神科医は、過呼吸の発作やパニック様の発作があると、単純にパニック障害と診断しています。

そこにうつ状態を見つけるとうつ病とパニック障害の合併とか言い出します。お笑い種でそのような診断はありえません。

パニック障害には、気分に異常があるか否かの確認が必須なのです。パニック障害は、必ず気分は正常でなければ、そのような診断はできないのです。

もし、気分の起伏があれば、双極性障害に伴う過呼吸の発作とか不安発作と診断しなといけないのです(気分の起伏こそは、実にキーワードで後に詳述しアップするつもりです)。

実際は、このようなケースのほうが圧倒的に多いのです。私が、他院からこられた方にそのようなことを指摘すると、多くの方はあっけにとられた表情をされます。

多くの方は、このように浅はかな見識の精神科医(例え大学教授であれ)の犠牲になり、人生を台無しにされています。

なぜなら、気分の起伏あるのに長く誤診のまま放置されると、多くの場合、早晩うつ状態が前景に立ち、悪化が進行すれば労働不能の状態にすら落ちいりかねないのです。このようなケースで他院から移られて、日常生活さえままならない患者さんを私は多く見てきました。

あるいは、気分の不安定さからくる外出困難や電車などに乗れなくなったりします。このような事態に陥っても、精神科医はパニック障害に伴う広場恐怖だと得意げに誤診します。
 
 また、強迫性障害もまったく同様です。確認行為や不潔に対するこだわりがあるからといって、単純に強迫性障害と診断していけません。必ず気分に異常がないことを確認する必要があります。

 強迫性の症状があっても、気分の起伏があれば、双極性障害の上に強迫性の症状が乗っかっているとみなければなりません。実際はそのほうが、多いのです。他院からこられた多くの患者さんは、そのことを指摘しても信じません。実際に双極性障害の治療をして、よくなれてやっと納得されるのです。

 また、醜形恐怖もまったく同様です。専門用語を使って得意げな精神科医をみかけますが、同様に浅はかな診断にすぎないことが多いのです。

 日本の精神科学会にいっても、このような重要なテーマで議論されているのを見かけません。枝葉末節の議論に終始していて、私は呆気にとられそのまま地元の味自慢のラーメン屋にかけこむのです。

 こんな体験をするなら、まったく独断と偏見ですが、バッハの精神性の奥行の深さに感動する方が精神科医としての精神性や見識を養うのに適していると思います。バッハについては、かのベートーベンですら、バッハは小川(バッハのドイツ語の直訳は小川です)なく、大海だといったほどですから。あるは、モーツァルトのオペラの軽妙なタッチの流れに、かいま見られる人情の機微の表現の絶妙さやこの上ない優美なアリア、そこはかない憂いの表現などに触れることを私はお勧め致します。

 このような言い訳をして、私は学生時代からすでに学会をサボりまくって、バッハを聞きながらうたた寝ばかりしています。
スポンサーサイト
プロフィール

中尾純治

Author:中尾純治
大阪府、高槻市の心療内科・精神科のなかおクリニックの院長です。暇な時間帯は、横になって音楽を聞いて過ごす(うたた寝?)のが日課になっています。患者さんに「先生はどのように過ごして、ストレスを管理していますか?」とよく質問されますが、これが私のストレス対処法です。詳しくは、このブログをみてください。

最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。