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僕がうつ病を、すぐに直せる訳

私は、うつ病は一ケ月もあれば、治るものだと以前からいいきっています。

なかには、難治性うつ病の方もおられますが、わずか1%未満です。難治性うつ病といえども一定の改善はします。
 
 「大切な家族をうつ病で失わないために」あるいは、『○○の薬を使ったら、入院率・自殺率が明らかに減りました」といった類の講演会、フォーラムの主催を製薬会社のMRの方が持って来たりします。このようなことを言っている演者(精神科医)を見かけたら「僕は治療が全くダメです」と言っているのに等しいので近づかない方が安全です。いや近づくと極めて危険です!

 なぜなら、治療を受けていてうつ病で自殺や入院治療など、よほどの特殊な事情がないかぎり、およそ私にはイメージできないからです。だからそんなごく例外的ななことはテーマにはならないのです。そもそも、うつ病の治療はシンプルすぎてまったく話題にしなのが普通の感覚だと思います。

 うつ病は、すべからく素早く完全に直して(すっかり元の生活レベルに戻ること)、まともな精神科医の初歩的な条件の一つをクリアできていると私は考えます。「うつ病で治療を受けて10年にもなりますが、悪くなる一方です」といわれて遠方から受診される方もいますが論外の治療というしかないでしょう。

 前段が長くなりましたが、本題に移りましょう。

 「僕がうつ病を、すぐに直せる理由」、それは簡単なことです。僕がうつ病でないことをすぐに判断するからなのです。

 すなわち僕が、もしうつ病と判断して2週間、治療して一定の改善を見なければ、すぐにうつ病でないと考え直すからです。以下、簡単な例を示して説明しましょう。

 ある男性の方が、2,3か月まえから憂うつで仕事にも差し支えると言って来院されたとしましょう。もちろん仕事の内容やストレス状況を把握したのちに、気分は朝が一番憂うつで、夕方頃にましになることを確認して(うつ病でもこのような日内変動が目立たない場合もありますが、パターンが逆ならそれだけで決してうつ病でないと断言できるのです。)気分の起伏がないかも、確認します。うつ病なら気分の起伏はほとんどないはずです。

 このようなことを、精査したうえ一錠でも十分効くレクサプロのみを例によって処方して2週間後に来診してくださいと言います。もちろん、薬が自分に合っていないと感じたら電話で連絡して相談するように申し添えます。

 2週間後の来院後、話を聞きますと効果があいまいで、どうも私が期待していたようには改善していません。

 そこで、もう一度聞き直します。「2,3か月前に気分は、ゆっくり落ちたのかそれともストーンと急速に落ちたのか?」と。答えは「ストーンと落ちた」ということでした。それで、不覚にも自分が誤診したことに気づくのです。

 なぜなら、うつ病なら気分はゆっくり落ちていくはずで決して急速に落ちたりはしないのです。

 続けて。聞きます。「ストーンと気分が落ちたのならその前はどうだったのか?」と。答えは、「きわめて元気でバリバリ仕事していました。-------------」。どうも、気分が落ちる前は軽そう状態だったようです。診断は、双極性障害に訂正して、治療も当然変更します。当然、それ以前の様子もききますが、答えはよく覚えていませんとあいまいなままですが、診断は変えません。

 その後は、よくなったのは当然なので述べません。

 素早く、君子豹変するのが大切なのです。

10年も、うつ病と誤診したまま、患者さんの状態が悪くなる一方なのに、平然としている精神科医は結構多いのです。そのような医者の合言葉は「もう少し、様子を見てみましょう」です。くれぐれもご注意ください。大切な一生を台無しにしないために。

 私は。このような治療を平然としている精神科医自身の精神状態の方を常々、疑問視しており、一度ご自身がまともな精神科医(実は、稀)に診てもらったら方がいいのではとお勧めしたい気持ちでいっぱいです。

 いつもながらの、うたた寝しながらの辛口で閉めさせていただきます。
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プロフィール

中尾純治

Author:中尾純治
大阪府、高槻市の心療内科・精神科のなかおクリニックの院長です。暇な時間帯は、横になって音楽を聞いて過ごす(うたた寝?)のが日課になっています。患者さんに「先生はどのように過ごして、ストレスを管理していますか?」とよく質問されますが、これが私のストレス対処法です。詳しくは、このブログをみてください。

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