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軽い躁うつ病の波の軽視できない怖さ

感情の起伏を、誰にも波があると軽く考えていると、大変なことになっていうこともあります。このようなケースをこの頃、よく経験します。いわゆる喜怒哀楽は誰にもありますが、振幅の大きさを他者から指摘されるようでは、要注意です。それは、双極性障害かもしれないからです。
 いわゆる喜怒哀楽と双極性性障害の波の違いを簡潔に述べてみましょう

・冒頭にも述べましたが、起伏の幅や、振幅のめまぐるしい交代、自分のことは案外わかりませんが他者から、このことを指摘されるなら要注意です。
・調子が比較的よい日、悪い日が比較的ランダムにあるのは、かなり危険です。その振幅の差に悩むなら、ほぼ双極性性障害といえます。
・急に、些細なことでも気分がストーンと落ちるのは、危険な兆候です。その深さが、「自分の存在を消してしまいたい。」、「生きていてもいいことがない。」と考えるほどならかなり深刻な状態です。
 もちろん、死にたくなるようでは、異常な沈みといえます。
・人から、ハイテンションの時があると指摘されるようでは、危険極まりないです
・比較的調子のよい時期と、社会生活・日常生活に支障をきたすような波が、周期的に繰り返すのは、それだけで双極性性障害とほぼ断言できます。

 問題は、このような波がただ単に繰り返しているだけではなく、たいていは、経過ともに次第にうつ状態が目立ってくることです。
 また、大きなストレスを抱え込むような事態になる(イベント)と、急速にうつ状態に傾くことが往々にしてあるということです。

 典型的な例を示してみましょう。何もするのもおっくうで、ほとんど寝たきりのような生活をしていると、両親に連れ来られた方がいるとしましょう。
 気分の波は、ありません。只々うつ状態だけです。
 そこで、いろんな精神科医にあったても、みな一様にうつ病ですといいますが、どのようなうつ病の治療をおこなっても全然改せぬばかりか、抗鬱剤の副作用で20kg以上も太ってしまいました。

 そこで私は、かなり詳細に経過を聞きます。
よくよく、繰り返し聞くと、かなり以前には軽い気分の波があって、大きなトラブルにあってから、うつ状態のみになり、無策のまま長年経過してうつ状態は悪化の一途をたどり今や寝たきりに近いとのことです。
 私のところには、このような相談で、遠方からも頻繁に見えられます。
 
残念ながら、このような実態を知っている精神科医、それを直すテクニックがある医師は、今までの経験では皆無に近いのです。(教科書に記載がないからでしょう。彼らは多少の学校秀才であって、教科書の内容を効率よく吸収する能力はあったかもしれませんが、真実を探求する意慾・能力に欠けていると言わざるを言えません)

いつも辛口発言で申し訳ありません。そんなため、私はこよなく愛するバッハを聞いてうたた寝していることもできず、疲労困憊して患者様にも迷惑をかけてすまない思いでいっぱいです。


躁鬱の波の怖さ
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プロフィール

中尾純治

Author:中尾純治
大阪府、高槻市の心療内科・精神科のなかおクリニックの院長です。暇な時間帯は、横になって音楽を聞いて過ごす(うたた寝?)のが日課になっています。患者さんに「先生はどのように過ごして、ストレスを管理していますか?」とよく質問されますが、これが私のストレス対処法です。詳しくは、このブログをみてください。

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