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ADHDの治療では、気分障害の合併に対する配慮もたいへん重要です。

 
 多くのADHDの方を治療していて、気づくのは気分障害の合併の多さです。

 特に、躁うつ病(双極性障害)の合併の多さには驚かされます。
 経験上、実に半数以上の方が、軽いものから比較的重い症状の双極性障害を合併しています。

 ADHDのために治療に来られたのにADHD自体より、双極性障害の治療を優先せざるを得ないこともしばしばです。

 双極性障害を合併していますと、うつ状態では気分や注意力が低下してADHDの症状もより顕著になります。会社でのミスも当然増え、自尊心もより低下してしまします。

 合併する双極性障害についてはうつが目立ち、そう状態は少しだけ調子がいい(軽そう状態)というようなケースが大多数のように思います。
 しかし、軽そう状態では、本人は調子がいいつもりかもしれませんが、客観的にみると空回りしていたり不適切な行為も多くなりがちで信用をおとしたり、人間関関係にもトラブルが生じがちになることがあります。

 うつ病を合併している場合もありますが、双極性障害の合併よりはかなり少ないように思います。この場合は、当然うつ病の治療も必要です。

 また、ナルコレプシーや過眠症などの睡眠障害の合併も比較的多いように思います。ナルコレプシーの合併では、ADHDとナルコレプシーの両方を治療するためにリタリンを使用します。コンサータが現在のところ成人に適用がないため、かえって治療がしやすいようにも思います。

 このように、ADHDの治療ではADHDのみに目を向けているだけではだめで合併する症状・病気にも注目し合わせて治療していかないと本当の改善はみられないことが多いのです。
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プロフィール

中尾純治

Author:中尾純治
大阪府、高槻市の心療内科・精神科のなかおクリニックの院長です。暇な時間帯は、横になって音楽を聞いて過ごす(うたた寝?)のが日課になっています。患者さんに「先生はどのように過ごして、ストレスを管理していますか?」とよく質問されますが、これが私のストレス対処法です。詳しくは、このブログをみてください。

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